スタッフブログ

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2018.05.25更新

日本最大規模の包括歯科のスタディグループであるJIADSの歯内療法(エンド)3カ月連続コースの第一回目に行ってきました。

インプラントコース、歯周病コース、昨年の補綴コースに続き歯内療法コースで一通り終わります。

(インプラントのアドバンスコースがあるのですがこれはもう少し自分の中で研鑽を積んでから行く予定)

歯科の分野の中でこの歯内療法という分野が大学卒業後に最も技術的な進歩や機材の変化が大きかったように思います。

10年近く前にPIOのエンドコースを受けたのですが、その時と比べても機材が2世代ほど更新されています。

そして機材の更新されると技術や手技も変化してしまいます。

しかし核となる部分の考えは不変でそこさえきちんと習得していれば手技の変化への対応はそれほど困難でもありません。

水平加圧から垂直加圧、ステンレスファイルからNiTiファイルへとチェンジをしたあとはマイナーチェンジの繰り返しですので。

この講習では単に新しい機材と手技を学ぶわけではなく、

むしろ不変な感染防御、感染処置という核心的な部分の講習を重視しているように感じます。

講義、実習共に密度が濃い講習会なので終わったらへとへとです。

すぐに臨床に反映できる内容なのも魅力の一つですね。

投稿者: 岸本歯科医院

2018.04.10更新

4月5日にパナソニックスタジアムのVIPルームを借りて新入スタッフの歓迎会と過換気症候群と緊急時の対応についての講習会をおこないました。

残念ながら桜はほとんど散ってしまっていましたが、好天に恵まれてスタジアムの芝生も綺麗に光っていました。

綺麗な芝生です

歓迎会の前に麻酔認定医でもある岸本涼先生に過換気症候群と緊急時の対応についての講演をいただきました。

過換気症候群は日常でもよく遭遇する疾患で、昔はペーパーバック法が一般的でしたが、

今は推奨されない対処法です。

そのことは知っていましたが、では実際にどう対応するのかということがわかり大変有意義でした。

そもそも過換気症候群はそれと分かれば対応法はわかるのですが、

他の疾患、例えば虚血性心疾患やショックなどと見分けがつきにくいです。

僕も一度だけ運転中に起こしたことがあるのですが、なにがなんだかわからなくて救急車を要請しました。

テタニー症状など特徴的な症状が出るのですが、それだけで完全に見分けがつくわけではありません。

躊躇わずに救急車を要請するという事が重要だということでした。

また日頃から緊急時に使う薬剤をすぐに出せるように、対応マニュアルもすぐにみられるようにしておくことも

簡単なようでなかなか実践できない重要な対策だという事でした。

 

このような講習会で緊急時の対応についてスタッフで認識を共有できるきっかけとなったのは大きいです。

実際にそのようなことが起こっても素早く動けるように常に準備を怠らないということが重要だと思います。

歓迎会の歓談中

投稿者: 岸本歯科医院

2018.03.12更新

Er-Yagレーザーによる無痛治療を開始してからもう何年か経ちますが、

何年経っても治療の難しさというものを感じます。

ひとつにはレーザーは従来の切削器具に比べて痛みは少ないのですが、

決して万能というわけではないので進行したカリエスの場合は麻酔が必要なこともあります。

そしてもう一つは無痛治療は機械に依るところが大きいとはいえ心理的な面も大きな要因です。

患者さんから信頼を得ていなければどんなにいい機械を用いても安心感を与えることはできないし、不信感は恐怖に繋がります。

痛みに対する感覚の鋭敏さを助長する因子として恐怖心というのが大きいと思います。

 

当院では小児に対する治療は可能な限り痛みのない治療や予防処置で信頼関係を築いてからおこなうようにしています。

しかしすでに痛みがある状態で来院された場合は信頼関係や安心感を醸成する前に治療を開始しなければなりません。

そうなるとそのお子さんにとって歯科は「恐怖の対象」として心に刻まれてしまいます。

そして歯医者嫌いになったお子さんはますます歯医者から足が遠のき痛みを感じるまで来院してもらえません。

なので、妊産婦検診を受けられた妊婦さんやお母さんに積極的に声をかけて虫歯が無くてもお子さんを連れてきていただいたり、

お母さんの治療にも一緒に連れてきていただいたりしています。

 

実は大人に対してのアプローチもおんなじなんですね。

痛くなってからお越しになると、信頼関係を築く前に治療を始めないといけません。

患者さんからみても、この歯医者がどんな人で信用できるのかわからないままとりあえず除痛治療を受けなければなりません。

だから、なにも問題がなくても日頃からかかりつけの歯医者を決めて予防治療を受けてその歯医者が信頼できる人なのか、

患者さん側からも見極めておくのも重要だと思います。

 

投稿者: 岸本歯科医院

2018.02.13更新

先週、市の保健センターで誤嚥性肺炎についてお話をしてきました。

題名には誤嚥性肺炎がメインのようにありましたが、実際は誤嚥性肺炎を引き起こす疾患や病態についてが主でした。

というのも、誤嚥性肺炎は認知症などのいろいろな基礎疾患によって嚥下機能が低下した時に引き起こされるものなので、

その疾患や嚥下機能について知らなければ誤嚥性肺炎だけを知ってもあまり意味がないと考えるからです。

 

例えば、骨折をした時にどうすれば骨折が防げたかを考えるとします。

過剰な外力が加わったから骨折したというのは誰の目にも明らかだと思いますが、

その外力がなんだったのか、どういう力だったのかが分からなければ防ぎようがありません。

交通事故だったのか、運動中だったのか、階段から落ちたのか。

 

これと同じで、誤嚥性肺炎を引き起こす誤嚥の原因が理解できていなければ予防策は不十分となります。

また誤嚥というものを知らないと過剰な不安をいだくだけです。

 

誤嚥性肺炎という目を惹くトピックだっただけに内容に物足りなさを覚えた参加者さんもいたかもしれませんが、

どんな病気でも「敵を知る」ということが予防でも治療でも最も重要なことだと思います。

参加されなかった方でも内容について興味がある方はお知らせいただければ可能な限り対応させていただきます。

投稿者: 岸本歯科医院

2017.12.15更新

口腔外科医局に在籍していたときの先輩である徳島大学の岩本教授の講演に行ってきました。

岩本教授は口腔外科からアメリカ留学を経て小児歯科へ進んだ変わった経歴の先生で、

今は知りませんが私が大学にいたころは、それまで2人しか成しえなかった3年で大学院卒業という俊英でした。

小児期から思春期にかけての自律した口腔衛生の重要性やステージに合わせた保健指導の在り方を分かり易く教えていただきました。

うちにも幼児がいるので大変興味がある分野の話で2時間はあっという間でした。

特に心を動かされたのは、子供は親が好きなものを好む傾向があるということ。

もう一つは検診や定期的なかかりつけ医への受診が油断となり小児期以降のう蝕に繋がることがあるということでした。

それを防ぐためにも自律した口腔衛生の獲得であり、その支援こそが重要なのだということでした。

我々歯科医師や歯科医院がどのように子供の成長に関わっていくのか、

とても勉強になりました。

投稿者: 岸本歯科医院

2017.10.13更新

先週、今週の木曜日に大東市にあるリハビリテーション病院で摂食嚥下の実地研修を受けてきました。

介護の現場の実際や、栄養士や理学療法士、言語聴覚士、介護福祉士、看護師、歯科医師、医師などの他職種連係、

普段はあまりみることのない脳梗塞の急性期、回復期をカバーする病院をみることができ大変勉強になりました。

そこで働いているスタッフのプロ意識の高さと知識の豊富さには圧倒されました。

実際の患者さんに協力いただいて聴音させていただくこともでき、実地研修のありがたさを実感できました。

あと一度しかないのが非常に残念ですが、出来る限り色んなことを吸収して来ようと思います。

投稿者: 岸本歯科医院

2017.10.01更新

国が作成したオレンジプランに歯科医療が文言として載せられ、

ここ数年で急激に高齢者医療における歯科医療の存在感が増して来ています。

摂食嚥下治療を通して認知症に関しての勉強を続けてきましたが、

今回はずばり、認知症そのものをメインターゲットにした講習会に行ってきました。

大阪市で物忘れクリニックを開設している医師の方を講師に招いて4時間の講習でした。

一言に認知症と言ってもアルツハイマー型、前頭側頭型、血管性、レビー小体型と様々で、

それらが複合していることも多いです。

今日はそれらの中核症状、周辺症状を勉強し直して、

医院における認知症患者さんへの対応や注意しておくべき点などを再確認してきました。

もちろん、たった一度の講習で全てが分かるわけではありませんが、

認知症とはどういう病態かということを勉強し直すいいきっかけとなりました。

特に認知症患者さんにとって歯科というものがどういう風に見えて聞こえているのかということを知り大変有意義でした。

高齢者社会で日常的に診療する機会が多い認知症患者さんに少しでも安心して治療を受けていただけるように

もっと知識を深め経験を積まなければと改めて感じました。

投稿者: 岸本歯科医院

2017.09.01更新

大阪府の基金で大阪府歯科医師会が行っている事業の最後の年だという講習会に行ってきました。

内容としては摂食介護支援プロジェクトで勉強したことの簡単なおさらいといった感じでした。

しかし肌で感じたのは摂食嚥下障害に対する歯科医師の関心の高まりです。

多くの参加者を集めて熱の有る講習会でした。

この事業の利点として、この後に実地研修が含まれている点です。

摂食介護支援プロジェクトではスライドやロールプレイで行ったのですが、

今回は専門医の治療を現場で見ることができます。

それだけでも参加する意義としては大変大きいものだと思います。

まだ実地研修の日程は未定ですが、今から楽しみです。

投稿者: 岸本歯科医院

2017.08.29更新

昨日、インプラントナビゲーターシステムの講習のため名古屋まで行ってきました。

JIADSの講師でもある瀧野先生、鳥潟先生の講義はとても分かりやすく実践的でした。

フルマウスのインプラントやフラップレスではやはりナビゲートしてくれるシステムが必要です。

しかし先月に行ったインプラントメーカーの講演ではシステムによってかなりの誤差のあるものがあるとのことでした。

本当に信用できるシステムを見極めるのは一筋縄ではいきません。

先駆者がどんなシステムをどのように活用しているのかがわかって大変興味深かったです。

 

投稿者: 岸本歯科医院

2017.07.14更新

先週読売新聞に歯科器材の滅菌についての記事が載っていました。

滅菌をしっかりやりましょう、というのは主張としては至極当然のことなのでそれは構いません。

たまたまですが前回のブログにも書いたように、

当院では使いまわしはしませんしグローブもディスポで使い捨てなので記事が出たからといって慌てることはありません。

しかしながらその新聞記事中に間違った記載があるとこれは問題だと思います。

当院も3年前から外来環境加算を厚生局に申請し医院の玄関を入った正面にその旨を掲示しています。

しかし外来環境加算の施設基準の要件に記事にあるようなグローブを使いまわさない、

エアタービンの数を揃えるといったことは入っていません。

外来環境加算はほぼ感染対策とは関係ないと言って差し支えないでしょう。

口腔外の吸引装置の常備は要件に入っているのでこれは感染対策の一種ではあります。

AEDや救急薬品、心電図、経皮的酸素モニター、酸素ボンベと酸素マスクの常備と

BLSなどの研修を受けた歯科医師の常駐が要件のメインではっきり言えば緊急時の対応についてのものです。

どうもこういうのをみるとどこまで取材して裏をとっているのか非常に疑問に思います。

 

我々保険診療を行う医療所は勝手に治療費を値上げしたりは出来ません。

通称中医協という厚生労働省の小委員会で一つ一つの診療項目について厳格に治療費が決められています。

しかし昨今の社会保障費の増大によって歯科治療費は物凄く抑え込まれています。

歯科と卵は物価の優等生と言われるゆえんです。

そんな中で感染対策に相当な資金を投資するのは経営に多大な影響を与えるものなのです。

当院でも抜歯後や炎症の患者さんの経過観察でお越しいただくことが多いのですが、

そういう場合は再診料だけで診療を行うことになり下手をすると赤字となります(ディスポの手袋、コップ、エプロンを必ず使いますので)。

しかし赤字になるからと言って経過観察を止めるわけにはいきません。

なにが言いたいかというと、厚生労働省やメディアは「感染対策をしっかり」といいますが、

現状ではその感染対策費用は診療報酬(治療費)には入っていないといえるほど低いのです。

感染対策をというならしっかりやっているところには外来環境加算のような加算をつけて欲しいですね。

言うだけならタダなのですが、言うからには責任を持ってその環境を整えていただきたいものです。

ただ、感染対策費を治療費に上乗せすると患者さんの負担額も大きくなります。

これは正直に言って大きなジレンマです。

安く感染対策が出来るような大きな技術革新が起きないものでしょうかねえ。

投稿者: 岸本歯科医院

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